彦根警察官殺害　元高校球児だった１９歳巡査が拳銃で後ろから撃つ

滋賀県彦根市の滋賀県警彦根署河瀬駅前交番で、同署の井本光（あきら）巡査部長（４１）が拳銃で撃たれて死亡した。殺人容疑で逮捕されたのは、男性巡査（１９）でした。捜査関係者によると、巡査は「罵倒（ばとう）されたので撃った」と話しているという。

男性巡査は、今年１月２９日に彦根署に配属された。３月２６日付で今回の事件が起きた河瀬駅前交番勤務となったというから、交番に来てからわずか２週間で上司を殺害したことになりますね。

罵倒（ばとう）されて、暴力をふるおうとしたけど、格闘技でも全く歯が立たなくて、銃で後ろから撃つしかなかったんですかね？

それにしても超短絡思考で驚きます。今時の若い人は切れやすいとは言われますが、馬頭された位で拳銃で後ろから撃つとは、想像もできません。こんなことが普通になったら上司は部下に注意もできなくなるでしょう。拳銃は無いにしても、後ろから刺される、というおそれはありますから。

こんな人間が増えたら、家族間で殺し合いも起こるかも知れません。親が昔のように普通に叱ったら、殺される、というような。そういえば最近、鹿児島県日置市で男女５人が殺害された事件でも、おばあさんが口うるさくて腹が立ったから殺したという、無職岩倉知広ともひろ容疑者（３８）がいました。

大人も子供や孫を叱ると逆恨みで殺されかねない世の中になったということでしょう。あるいは、そうならないように教育できなかった、ということでしょうか？

井本光（あきら）巡査部長を撃ち殺した容疑者の巡査を知る知人らは、高校時代、野球に打ち込み、警察官にあこがれていた少年時代の印象と事件とのギャップに戸惑っていたといいますが、野球部時代も当然に監督や先輩から罵倒されたはずです。

普通スポーツクラブでは、礼儀正しく、礼節を守るように指導されるはずです。先輩に文句をいうこともないはずです。先輩は天皇か神様、１年生は奴隷、という運動部もあります。ちなみに、２年が平民、３年が天皇、４年が神様というのが大学運動部のしきたりでした。

それとも、容疑者の巡査のいた高校はそんなに上下関係が厳しくなく甘い高校だったのかも知れません。

また、罵倒された内容も関係していると思われます。男性巡査のすべての人生を否定するようなことを言ったとすれば、殺されてもおかしくないかも知れません。どういう言葉で馬頭したのか知りたいものです。

あるいは、仕事なんてまじめにやらなくていい、みたいなことを言った可能性もあり得ます。

いずれにせよ、彼を知る恩師らは言葉を失ったというから意外だったことは間違いないでしょう。

今の若い人がすぐに切れて人を殺す、という人が多いとすれば、それより上の世代は常に命がけで馬頭する必要があります。常に身構えていなければなりません。

しかし、身構える、ということはそれが起こることを前提として考えるわけですから、逆にそのような状況を引き寄せてしまう可能性もあり得ます。

そんな世の中になった原因はデジタル脳にあるのかも知れません。

脳内のホルモンが昔ののんびりした時代とは変わってきているのかも知れません。

それにスマホやインターネットですぐに答えを見つけられるわけですから、すぐに答えを欲しがるのかも知れません。

そのあたりが、現場叩き上げの上司と合わなかったのかも知れません。

いずれにしても、殺された井本光（あきら）巡査部長（４１）のご冥福をお祈りします。